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船越さやかのParis通信 第6回「クロディーヌ先生、バッハコンクール覇者ジャン=クリストフ」

第6回 〜クロディーヌ先生、バッハコンクール覇者ジャン=クリストフ〜

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 先日は、モンマルトルに近いビストロで、「パリ・レッスンプロムナード(『ムジカノーヴァ』で連載中)」でご協力いただいているクロディーヌ・メロン先生とランチ。彼女には拙著「ピアノ嫌いにさせないレッスン」にもご登場いただきました。

 もうすぐ定年(!)とは信じられないこの美しさ。彼女のレッスンのすばらしいところは、改善するべき箇所へのアプローチが、常に「楽譜の内容」「音色のイメージ」、そしてそれを実現するための「テクニック」という3本柱で構成されていることです。生徒が音楽的意味を考えずにひたすら指を動かしたり、また楽譜への理解が不十分なまま雰囲気で弾いたり……といった、「音楽」に向き合っていないピアノは、クロディーヌ先生のレッスンにはあり得ません。
 彼女が全面的に信頼し、定年後の後継者と定めたのが、今年8月「アーツ国際セミナーin Paris」の教授の一人、ジャン=クリストフ・ディジュです。彼は昨年のライプチヒ・バッハ国際コンクール、クラヴサン部門の覇者。同年ヴァイオリン部門の岡本誠司さんの優勝も、記憶に新しいですね。
 ジャン=クリストフは、ピアノとクラヴサンの両刀使いという稀有な才能だけでなく、教育活動にも大きく力を注いでおり、クロディーヌ先生の下で指導法の研鑽も積みました。クロディーヌ先生直伝のレッスン哲学は、彼の幅広い知識をさらに開花させ、惜しみなく分かち合う独特のスタイルのものとしています。
 今ヨーロッパでも大きな注目を集めている旬の音楽家、ジャン=クリストフの来日が待たれます! 「アーツ国際セミナーin Paris」は、彼のレッスンを気軽に受講するチャンスです。

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船越清佳 Sayaka Funakoshi ピアニスト、音楽ライター

Sayaka 2012c (2)

〜プロフィール〜 船越さやか