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一般社団法人アーツスプレッド 〜Life with music〜

船越さやかのParis通信

第1回 〜美術館〜

 美術館鑑賞はパリでのマストイヴェント! でもレッスン日は「今日はルーブルへ!」という気分にはなれないですよね? パリ地方音楽院からメトロで数駅、あるいは徒歩で行けて、またあっさりと短時間で見学できる美術館を二ヶ所ご紹介します。
 コンセルヴァトワールと同じくパリ8区、モンソー公園の隣に位置する「チェルヌスキ美術館(7 avenue Vélasquez 75008 Paris メトロ2番 Monceau 3番 Villiers)」。イタリア出身の銀行家、アンリ・チェルヌスキ(1821~96)のかつての邸宅が美術館として公開されており、彼の素晴らしい東洋美術のコレクションの数々が展示されています。
 ヨーロッパのインテリアとアジアのオブジェが醸し出すハーモニー、その洗練に驚かされます。19世紀の西洋の富豪が愛した「東洋」にひととき身をゆだねるのも、静かな気分転換となるでしょう。
http://www.cernuschi.paris.fr/ja/bijutsukan/bijutsukan-ni-tsuite/henricernuschi
同じくパリ8区「ジャックマール・アンドレ美術館(158 boulevard Haussmann 75008 Paris メトロ13番 Miromesnil)」。こちらも上流の教養人ジャックマール・アンドレ夫妻の、19世紀半ばに建てられた豪邸。彼らが旅行を重ねながら収集したイタリア、フランス絵画、彫刻、調度品が展示されています。
 見学の時間がなければ、優雅なティーサロンでティエポロの絵画にかこまれ、香り高いお茶とスイーツだけいただくことも可能。夏はテラス席が狙い目です。http://www.musee-jacquemart-andre.com/fr/decouvrir

第7回「ムニエ氏のバッハ……そして香水」

第6回「クロディーヌ先生、バッハコンクール覇者ジャン=クリストフ」
第5回「シャンパン」
第4回「スパークリング・ワイン」
第3回「カフェ・レストラン 1」
第2回「スパークリング・ウォーター」
第1回「美術館」

船越清佳  Sayaka Funakoshi ピアニスト、音楽ライター

Sayaka 2012c (2)

 岡山市生まれ。京都市立堀川高校音楽科卒業後渡仏。リヨン国立高等音楽院卒。ヨーロッパ、日本を中心としたリサイタル、オーケストラとの共演の他、室内楽、器楽声楽伴奏、CD録音(日本ではオクタヴィアレコード〈エクストン〉より3枚リリース)等で活躍。またライターとして「ムジカノーヴァ(現在〈パリ・レッスンプロムナード〉を隔月連載中)」「音楽の友」などの音楽誌への執筆や、インタビューを定期的に行う。フランスではパリ地方の市立音楽院にて後進の指導にも力を注いでおり、多くのコンクール受賞者を出している。
 フランスと日本、二国の長所を融合する指導法を紹介した著書「ピアノ嫌いにさせないレッスン」(ヤマハミュージックメディア)も好評発売中。


〜船越清佳の最新の掲載記事〜
●「音楽の友」2015年6月号
「再発見! レ・シエクルとフランソワ=グザヴィエ・ロトが極めるベルリオーズの世界」
●「レコード芸術」2015年7月号
特集 生誕100年 スヴャトスラフ・リヒテル 「ロシアの大地が生んだ『神話』」
●「音楽の友」2015年3月号 〈生誕100年!スヴャトスラフ・リヒテル〉
●「リヒテル」という名の交響曲(映像作家ブリューノ・モンサンジョン インタヴュー)
●「ムジカノーヴァ」2015年3月号 〈プロフェッサー探訪〉 パリ地方音楽院院長 グザヴィエ・ドゥレット インタヴュー