第2回 〜スパークリング・ウォーター〜
暑い日、レッスンの疲れをリフレッシュするのに最適なのが、スパークリング・ウォーター(l’eau gazeuse ロー・ガズーズ )です。
フランス人は、食事のときに、炭酸入りの水を好む人が多いような感じがします。大体が「バドワ Badoit」、あるいは「サン・ペルグリノ San Pellegrino」というイタリアのメーカー。最近「バドワ」は、泡の細かい薄緑のボトルのものより、炭酸の勢いの強い「赤」ヴァージョンが人気があります。
日本で有名な銘柄は「ペリエ Perrier」ですが、なぜか「カフェで注文する飲み物」というイメージが定着しているようで、レストランの食事のときに「ペリエ」が供されることはほぼ皆無です。
同じ炭酸水でも高級ランクが「シャテルドン Chateldon」。庶民的なレストランでは置いていないところも多いかもしれません。ルイ14世が主治医の勧めにより健康のため愛飲したというエピソードが売りで、金色のラベルがいかにも「王様の水」というゴージャスな雰囲気を醸し出しています。「ル・ボン・マルシェ」の高級食品コーナーなど、ちょっとシックな店で入手可能。
滞在中、いろいろ飲み比べてみてくださいね。
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船越清佳 Sayaka Funakoshi ピアニスト、音楽ライター