第4回 〜スパークリング・ワイン〜
「シャンパンもどき」と思われる方もあるかもしれませんが、本当にさわやかで気の利いたものに遭遇すると、ありふれたシャンパンを飲むよりずっと幸せな気分になります。その上お値段も比べ物になりません。
ぜひ試していただきたいのが「クレレット・ドゥ・ディClairette de Die」。Jaillanceというメーカーのものはどこのスーパーでも手に入り、値段も6ユーロ前後とお手ごろです。するするとした喉越しで、日本人の好みにしっくりと落ち着く でしょう。きりっとドライな「Brut 」、ほのかな甘口の「Tradition」、両方お勧めです。
一方、赤のイタリアのスパークリング「ランブルスコLambrusco」。カジュアルなイタリアンレストランでいただくピザにもこれがぴったり。巨大なピザがあっという間におなかにおさまってしまうほどの相乗効果です。
パリの夏の日没は本当にゆっくりと訪れます。レッスンを終えてから、バゲットやお惣菜やチーズを買い込んで、近くの公園やセーヌ川のほとりに出かけませんか?夕暮れのピクニックのドリンクには、勿論スパークリング・ワインを!
Back 第3回「カフェ・レストラン 1」 Next 第5回「シャンパン」
船越清佳 Sayaka Funakoshi ピアニスト、音楽ライター