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一般社団法人アーツスプレッド 〜Life with music〜

ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2020 in Tokyo 全体講評

全体講評
新型コロナウイルス感染症対策のため、参加者と審査員とのコミュニケーションの場を本年は設けることができなかったため、講評をここに掲載することとしました。以下、演奏者によっては必ずしも該当しない部分も含まれますが、ご一読ください。

・参加グループは、例外なく高いアンサンブル能力を備えていました。経験豊かなグループは、常に新しい観点から表現について考える様に心がけ、活動を始めたてのグループは何よりも先ず経験を積み重ねることが肝要です。
・各演奏者が「総譜」を再確認をすることが望まれます。
・個人の演奏レヴェルは非常に高く表現力もあるが、協力し合って音楽を創ることにさらに傾注すると良いと感じました。
・対位法を考慮しながら、想定される和声及びカデンツ構造を頭に描き演奏することが重要だと考えます。
・各楽器のソノリテを考慮した上で、全体のバランスを考えて演奏するようにすると良いと感じました。
・内省的とも感じられる表現から聴き手に積極的に語りかける演奏まで、対象作品により、そして演奏者により、様々な表現法の可能性が在ります。共演者との議論と、公開の場での演奏等を通じ、独自の演奏スタイルを確立し、磨いて欲しいと思います。
・アーティキュレーションに関わる問題の掘り下げを継続的に行うことは最も大切なことの一つです。

以上